ホッキョクグマ 双子の父、古巣・札幌へ(毎日新聞)

 ホッキョクグマの繁殖目的で北海道釧路市動物園(山口良雄園長)に貸し出されていた札幌市円山動物園の雄「デナリ」(16歳)が4日、1年ぶりに円山に戻った。繁殖を目指し道内の4動物園が進めていた5頭の相互移動は今回ですべて終了した。

 デナリは、先月21日に円山からおびひろ動物園(帯広市)へ移った双子の「イコロ」と「キロル」(ともに1歳、雄)の父。昨年3月末から「クルミ」(13歳、雌)との繁殖のため釧路に移っていた。今年1月3日に初めて確認された交尾を同月末ごろまで重ねており、「十分役目を果たしてくれた」として、予定を半年繰り上げて戻ることになった。

 デナリは今後、ペアとして過去3回の繁殖に成功した「ララ」(15歳、雌)と今年中の繁殖に挑む予定。釧路市動物園の久保埜広行飼育主任は「人を威嚇することなく、雌にも優しいヤツだった。後はクルミの妊娠を祈るとともに、円山でも次の繁殖を目指してほしい」と話していた。一方、迎え入れた円山動物園の酒井裕司園長は「すべての移動が無事に終わるか心配だった。デナリとララは一番実績のあるペアで、(繁殖が)期待できると思う」と話した。【山田泰雄、円谷美晶】

【関連ニュース】
ホッキョクグマ:さよならママ 双子の送別会
ホッキョクグマ:引っ越しの双子 札幌でお別れ会
雑記帳:ホッキョクグマお別れ会 札幌
ホッキョクグマ:15万年前に祖先 地球環境の激変に適応
注目DVD紹介:「クヌート」 世界を魅了したホッキョクグマ 名もなきクマの成長も

路上で男性殴る 傷害でボクシングジム経営者逮捕(産経新聞)
<生物多様性>「国内損失、止まらず」目標は未達成 環境省(毎日新聞)
制御たんぱくの相互作用を解析=がんなど研究の基盤に−理研(時事通信)
ゆるキャラ「あわじい」は3100歳 兵庫・淡路島(産経新聞)
<訃報>森本妙子さん87歳=毎日書道展名誉会員(毎日新聞)

違法風俗店の知られざる実態 1万7千人の“好み”をデータ管理(産経新聞)

【衝撃事件の核心】

 「ここまで徹底してシステム化された違法風俗店は見たことがない」。大阪、奈良、兵庫3府県で複数の無店舗型性風俗店(デリバリーヘルス)を経営していた金正一被告(56)=韓国籍、売春防止法違反罪で公判中=らが売春防止法違反(契約)の疑いで奈良県警に逮捕、起訴された。住所や電話番号、好みの女性のタイプ…。捜査員をうならせたのは、約1万7千人の顧客男性のデータ管理だった。金被告らはパソコンに蓄積したこれらのデータを駆使し、巧妙な営業、宣伝戦略で約4年間で13億6800万円もの売り上げを得ていた。(永原慎吾)

 ■店を変えても…

 端緒をつかんだのは、奈良県警のサイバーパトロールだった。インターネット犯罪を監視中に、売春をにおわす性風俗店の広告を発見。内偵捜査により違法行為が確認され、昨年11月、携帯電話の出会い系サイトで売春目的で男性客を募ったとして、売春防止法違反(周旋目的誘因)の疑いで、無店舗型性風俗店を運営する「オフィス松本」経営、金被告を逮捕した。

 さらに今年1月には、金被告が従業員の大阪府寝屋川市高宮、松本剛拓(26)と大阪府豊中市山ノ上町、西村顕(39)両被告と共謀し、20年以降、大阪市都島区と神戸市中央区の事務所で、22〜30歳の女性に売春をさせる契約をしたとして再逮捕され、奈良地検が2月1日に売春防止法違反(契約)罪で追起訴。従業員2人も起訴された。

 捜査関係者によると、金被告が豊中市の自宅を拠点に、オフィス松本を立ち上げたのは平成17年10月。その後、兵庫県や奈良県などにも事務所を開設して進出。「シークレットサービス」「ロイヤルファミリー」「ヒルズクラブ」「ルージュ」などの複数の店舗名で男性客を集めていた。

 使い分けていた店舗名は、3府県で計16あったという。捜査関係者は「複数の店舗名を使用していたのは、一度ついた顧客を逃さないためのシステムだ」と分析する。

 金被告らはこれらの店舗名でスポーツ紙やインターネットなどに広告を掲載。風俗店を“はしご”する男性客を逃さないための工夫で、客たちは店を変えたつもりでも、実際は、同じオフィス松本から女性従業員が派遣されていたというわけだ。

 ■スリーサイズやジャンルも記載

 オフィス松本の特徴は徹底したデータ管理だったという。

 県警が押収した女性従業員の名簿には、学生や会社員、飲食店従業員、病院関係者やダンスのインストラクターなどさまざまな職種の18〜33歳までの女性の詳細なデータが記載されていた。ほとんどが副業として働いていたとされる。いずれも容姿がよく、「人気の秘密だったのでは」(捜査関係者)という。

 女性従業員のデータには、源氏名や年齢、スリーサイズに加えて、「セレブ」「OL」「人妻」などの“ジャンル”も記載。客からの電話を受け付けるフロント従業員は、これらのデータを参考にして、派遣する女性従業員を選んでいた。常連の男性客に同じ女性従業員が派遣されるダブりの防止にも役立てていたとされる。

 金被告らは加えて、男性の顧客名簿も作成。名簿には約1万7千人のデータが記載されていた。名前や電話番号のほか、利用したホテル名や好みの女性のタイプまで調査し、管理していた。どの店舗名で予約をしたのかも分かるように工夫をしていたとされる。

 ■高額でも人気

 金被告らは宣伝でも戦略的だった。店舗名ごとに、ホームページかスポーツ紙か利用する広告媒体を分けていたのだ。「店ごとの利用される回数で、どのメディアを利用して宣伝するのが効果的なのかを分析していたのではないか。これほど、データ管理を徹底し、重視した違法営業の風俗店は珍しい。全国的にもまれではないか」と捜査関係者も舌を巻く。

 宣伝内容にも力を入れ、金被告らの逮捕後に電話がつながらなくなった店舗のホームページを開くと、女性従業員のコメント付きの写真がずらり。出会い系サイトなどにも広告を載せ、買春行為ができるとほのめかす内容にするなどして、男性客の関心を集めていたという。

 県警は「利用料が1時間2万2千円〜3万6千円と業界では安価だったため、客を引きつけたのではないか」とみているが、大阪などで取材をしている風俗ライターの男性は「1時間で2万円以上はむしろ高額。大阪では1万円台で買春できる店ははいて捨てるほどある。むしろ、この料金で1万人以上の顧客を抱えていた点に、巧妙な戦略が功を奏していたことがうかがえる」と驚く。

 巧みな営業、宣伝戦略によって、年間で3〜4億円、4年間で13億6800万円を売り上げたオフィス松本。しかし、皮肉にもその宣伝によって、県警に違法営業の実態を知られることになってしまった。

 ■消えた売り上げ

 県警の調べに対し、金被告は「風俗店を開いてから、税金は払っていない」などと話しているといい、脱税の疑惑も浮上している。

 さらに、県警によると、金被告の個人口座には、1千万円程度の残高しか残されていなかったという。県警は、オフィス松本は暴力団の資金源で、風俗店での巨額の利益が組織の活動資金として流用されていた可能性があるとみている。

 金被告は、県警の調べに対し、「売上金は全部使った。高級車を買った」などと供述しているとされるが、捜査関係者は「13億6800万円もの金がほとんど残されていないことは不自然。女性従業員らに人件費がかかったとしても、数億円もの大金がこつ然と消えてしまったことになる」と指摘。不透明な資金の流れを解明する方針という。

【関連:衝撃事件の核心】
娘を売り物にした母親たち 1歳女児まで餌食にした男の欲望
「くいだおれ」買収に名乗りも…7億円を散財した近ツー元社員
偽りの果てに女性を殺害 別れさせ屋の「愛」
「私は神と同じ」… 信者にわいせつ容疑の韓国人牧師の素顔
「鉄ヲタ専用車両でーす」 暴走する一部鉄道ファンの行き着く果ては…

<暴言>愛知学院大の硬式野球部監督、選手に 厳重注意処分(毎日新聞)
ミニ模型、ストラップ…尼崎市バスのグッズが密かな流行(産経新聞)
首相動静(2月25日)(時事通信)
母親、無罪主張=起訴内容認め、責任能力争う−小1男児殺害で初公判・福岡地裁(時事通信)
自民が審議復帰=議長不信任案など否決−衆院(時事通信)

<羅臼漁船銃撃>区域外操業容疑で2船長を追送検(毎日新聞)

 羅臼漁協(北海道羅臼町)の漁船2隻による道海面漁業調整規則違反事件で、第1管区海上保安本部は1日、2隻が日露間で定めた安全操業区域外で操業していたとして、2隻の船長を同規則違反(区域外操業など)容疑で釧路地検に追送検するとともに、所有会社2社についても同規則違反容疑で書類送検した。送検されたのは「第58孝丸」船長、平藤孝幸容疑者(49)と社長を務める平藤漁業、「第63清美丸」船長、小島清美容疑者(50)と、船を所有する金蔵小嶋漁業(小嶋亮太社長)。

 送検容疑によると、両容疑者らは1月29日、道海面漁業調整規則で操業が認められていない「規則ライン」を越えた北方領土・国後島沖周辺海域で固定式刺し網漁業を行い、スケトウダラやマダラなどを漁獲した疑い。大筋で容疑を認めているという。

 2人はロシア国境警備隊に銃撃されたことがきっかけで、常時作動が義務づけられている「衛星通信漁船管理システム」(VMS)の切断が発覚し、逮捕された。安全操業は計19隻が出漁。VMSに不審な空白がある漁船がこのほかにもあり、道が調査している。【坂井友子、本間浩昭】

【関連ニュース】
漁船銃撃:船長2人を逮捕 位置情報示す衛星通信切る
漁船銃撃:船長2人の逮捕状取る 衛星通信切断の疑い
漁船銃撃:船長2人10日逮捕 位置情報の通信切断の疑い
露ヘリ銃撃:北海道の漁船を強制捜査へ 区域外操業の疑い
漁船銃撃:漁船が立ち入り禁止区域入り…ロシア側が反論

「小沢幹事長は5月辞任」と大胆予想 中田氏(産経新聞)
トヨタに辛辣な言葉…公聴会(レスポンス)
松島の遊覧船が運航見合わせ(読売新聞)
<NHK>朝ドラ「てっぱん」のヒロインに瀧本美織さん(毎日新聞)
コンビニ強盗未遂で男子高校生ら2人逮捕 大阪(産経新聞)

<北教組事件>「逮捕者は遺憾」文科相(毎日新聞)

 北海道教職員組合幹部らによる違法献金事件について、川端達夫文部科学相は2日の閣議後会見で「教育現場にかかわる人たちから逮捕者が出たことは極めて遺憾」と述べた。また、都道府県教組などの資金透明化に向けた法整備の必要性を野党が指摘していることについては「まだ(北教組の)金の流れがどうなっているか明らかでない時に、何をどうしろと言われても検討のしようがない」と消極的な姿勢を示した。

 教職員の政治的行為を制限しながら刑事罰を科さない教育公務員特例法の改正については「慎重に検討したい」と述べた。一方で「労働組合と選挙の在り方がどうあるべきかという問題は、私の立場ではコメントできない」と話した。【加藤隆寛】

【関連ニュース】
北教組事件:小林千議員に進退論も「次々と大波」
小林氏陣営違法献金:北教組が声明「不当な組織弾圧」
小林氏陣営違法献金:小林議員、説明なく去る…北教組逮捕
小林氏陣営違法献金:日教組書記長「極めて残念」
小林氏陣営違法献金:北教組幹部ら4人逮捕 札幌地検

鳩山首相、支援へ準備指示=チリ大地震で(時事通信)
小沢邸にまた銃弾!同封はがきに「ゴキブリ退治」(スポーツ報知)
自民、審議拒否の方針を確認 午後の本会議も欠席(産経新聞)
<新型インフル>余るワクチン 欧米でWHO非難も(毎日新聞)
原中氏が選対事務所開き―日医会長選(医療介護CBニュース)

<津波>東京湾内湾など一部の警報を注意報に変更(毎日新聞)

 気象庁は28日午後9時13分、北海道太平洋沿岸西部、東京湾内湾など9地域の津波警報を注意報に変更し、青森県日本海沿岸に出されていた警報を解除した。

 津波注意報に変わった地域はほかに伊豆諸島、小笠原諸島、相模湾・三浦半島、静岡県、愛知県外海、伊勢・三河湾、三重県南部−−。北海道日本海沿岸南部、オホーツク海沿岸、陸奥湾の注意報は解除された。しかし、青森県太平洋沿岸から、沖縄県の宮古島・八重山地方までの広い範囲で津波警報は続いている。【デジタルメディア局】

【関連ニュース】
【写真特集】大津波・津波警報に厳重警戒 列島各地が緊迫
【津波避難の注意点】高台へ、車で逃げない、貴重品はあきらめる
【関連記事】津波:国内で最大1.2メートル観測 3万8000人避難
【関連記事】津波:太平洋側では交通マヒ 休日の観光施設にも影響
【関連記事】津波:高知・須崎でも120センチ 引き続き警戒呼び掛け

築地移転「時間多くない」 知事、新市場に改めて意欲 都議会開会(産経新聞)
<火災>高校生が4歳児救出 排水管から2階へ(毎日新聞)
自治体ケチケチ大作戦進行中 庁舎トイレを職員で清掃(J-CASTニュース)
元親族男? 焼け跡に遺体 亀岡・放火 レンタカー押収(産経新聞)
月1万円の賃金引き上げや定期昇給を要求へ―介護クラフトユニオン(医療介護CBニュース)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。